荒井由実の『ひこうき雲』は新たな音楽ジャンルを創造した予言的な作品だ! さはらチャンネル

荒井由実の『ひこうき雲』は新たな音楽ジャンルを創造した予言的な作品だ!

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OKMusicで好評連載中の『これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!』のアーカイブス。今回は荒井由実の『ひこうき雲』。あまりにも当たり前になってしまったためか、今では死語になってしまった感のある“ニューミュージック”だが、この『ひこうき雲』が登場するまでは、日本のポピュラー音楽のジャンルと言えば、フォーク、ロック、ジャズ、歌謡曲、演歌ぐらいしか存在しなかった。この作品がそれまでのフォークでもロックでもない“ニューミュージック”という新たなジャンルを生み出したのは、紛れもない事実だ。1973年に『ひこうき雲』がリリースされてから、日本の70’s音楽シーンは一変することになる。

※本稿は2014年に掲載1973~74年頃と言えば、日本ではアイドル歌手の人気が上昇する一方で、フォーク系の音楽も大ヒットするようになってきた時代である。洋楽の本場アメリカやイギリスでは、シンガーソングライターやハードロックのブームが落ち着きをみせ、プログレやジャズロック、ウエストコーストロックなど、より幅広いスタイルがヒットチャートを賑わせるようになってきていた。ただ、当時の日本の若者たち(僕も含めて)は、歌謡曲が好きな人は歌謡曲だけ、フォークを好きな人はフォークだけ、ロック好きはロックしか聴かないという場合がほとんどであったと思う。

はっぴいえんどの『風街ろまん』(’71)は“ロックスピリットさえあればジャンルなんて関係ないよ”というスタンスに立ち、頑固なリスナーの頭を柔軟にする役目を果たしたが、そのアイデアを具体的に、かつ分かりやすいかたちで提示してみせたのが、ユーミンの『ひこうき雲』だと言えよう。しかし、フォークでもロックでも歌謡曲でもない、まったく新しい音楽をどう扱えばいいのか…。僕も含めて、そう簡単に理解することができなかったのも事実である。

ユーミンのデビューアルバムとなる『ひこうき雲』は、僕の記憶では一般の音楽ファンにとって、リリース当時はそんなに大きな話題にならなかったような記憶があるが、ミュージシャンやプロデューサーにとっては大いなる影響を与えたようで、徐々にこの作品に影響を受けた音楽が急速に増えていく。

彼女の3枚目のアルバム『COBALT HOUR』(’75)が発表される少し前、ハイ・ファイ・セットによってカバーされた、ユーミンの「卒業写真」が大ヒット。ここでようやく、ユーミンに脚光が当たりはじめたのではなかったか。そして、同時期にバンバンの「『いちご白書』をもう一度」(’75)が大ヒットするに至って、完全にユーミンは認知されたと記憶している。要するに『ひこうき雲』の革新性をリスナーが振り返るかたちで、遅ればせながら評価するようになったと思うのだ。それだけ、この作品が時代の先端を突き進んでいたということである。

引用元:https://rdsig.yahoo.co.jp/media/news/cm/list/headline/RV=1/RU=aHR0cHM6Ly9oZWFkbGluZXMueWFob28uY28uanAvaGw_YT0yMDE4MDUwNS0wMDAxMDAwMC1va20tbXVzaQ--
minkuru
1 :名無しのさはら|2018/5/5 18:48

今更ながらユーミンの凄さに気付いた。「雨の街を」と「きっと言える」はヤバい。曲が誕生して45年も経ってるのに全然古くさく感じないし、十代でこんな曲たちを書いたユーミンの才能に驚く。

2 :名無しのさはら|2018/5/5 19:11

このアルバムの中では「曇り空」が一番好き。コードが難しすぎてコピー出来なかったな。素晴らしいアレンジと演奏で、本当にこの時代の日本の音楽なのかと思わせる。本当かどうか分からないけど、ユーミンが作曲した曲の中の一部のコードが、通常そこに選ばれるだろう物とは大分違いかなりのセンスで、意表を突かれた正隆氏が惚れてしまったとか。

3 :名無しのさはら|2018/5/5 19:57

中学生の頃から

吉田拓郎を追いかけていた私も、

荒井由実、伊勢正三という

二人の天才を目の前にして

音楽の道を諦めた。

越えられるはずの無い壁が

立ち塞がったと思った。

そこを諦めずに食らい付いて行ったのが

長渕剛である。

音楽性はともかくとして、

何とかなることもあるのだなぁ、と、

感心も得心もしている。

4 :名無しのさはら|2018/5/5 20:30

「雨の街を」は、久保田利伸、原田知世も絶賛していて、先日の武部さんが発起人となったライブで披露していました。

5 :名無しのさはら|2018/5/5 21:31

レコードからCD、ネット配信に代わって、コンセプトアルバムという言葉が消えた。

ひとつの文化が失われた。

6 :名無しのさはら|2018/5/5 22:25

ユーミンとサザンは、いま聴いても古く感じないのがすごいと思う。

7 :名無しのさはら|2018/5/5 22:38

才能がありすぎてスゴいとしか言いようがない

パクりやなくて先駆者なのが格好いいわ

8 :名無しのさはら|2018/5/5 23:04

風立ちぬ のラストのひこうき雲は不覚にも泣いてしまった!

9 :名無しのさはら|2018/5/5 23:27

ザ・セクションの演奏に似ているってところ、実際にドラムのラス・カンケルとベースのリーランド・スクラーは後にユーミンのアルバムに参加してる。それもまたすげぇわ。

10 :名無しのさはら|2018/5/6 1:49

アルバムは14番目の月と紅雀が好き

11 :名無しのさはら|2018/5/6 2:11

このアルバムの中では、雨の街をが好きです。ユーミンの作品には情景やそのカラーが脳裏にイメージさせられます。

荒井由実時代の曲は今でも良く聴きます

(特に車の運転中、何故かドライブに合うのです)

12 :名無しのさはら|2018/5/6 3:10

ユーミンの人生を、朝ドラにしてくれないかな~。

八王子での幼少期キャンティに通い始めた多感なローテーション時代キャンティでの交友から生まれた荒井由実デビュー松任谷正隆氏との出会いから結婚松任谷由実としての音楽界席巻の時代そして現在

13 :名無しのさはら|2018/5/6 9:09

幻のデビュー曲『返事はいらない』はユーミンが作詞作曲のみならず、編曲さえも手掛けています。そのアレンジメントのセンスもなかなか必見ですよ。残念ながら、アルバムバージョンでは違うアレンジになってますけど。

telmin

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